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社協とは?

   福祉の向上に向けてさまざまな活動を展開し、「社協」の略称でも知られている社会福祉協議会です。
 社会福祉法第109条に「地域福祉の推進の担い手」として位置づけられ、国・都道府県・市町村に設置されている法人です。
 誰もが安心して暮らすことのできる福祉のまちづくりのために、「地域にはどんな課題があるのか?」「その課題を解決するには、どうしたらよいのか?」といったことを考えながら地域のみなさんと活動を進めている民間団体です。
 社協」の活動の源は「住民のみなさんの声(意見)」です! みなさんと一緒に、「今何が必要なのか?」「何をすべきなのか?」など、常に新しい取り組みを展開したいと思います。

●地域福祉とは

 地域福祉とは、大まかに言えば、私たちが日々快適に、安心して暮らしていくために、その地域で抱えている課題や問題を解決していくことです。  
 
(例えば) 
・近所にひとり暮らしのお年寄りがいるけれど、外出もしないので心配だ
・子育ての不安を聞いてほしい、相談したい               

といったことについて、住民がみんなで解決に向けて考え、自分にできる活動をしていくことが地域福祉の推進といえます。また、社協はその活動を支援していきます。

●社協の6つの役割

①地域の福祉に関する要望や課題の把握を行います

 社協は、地域に、どんな福祉に関する要望や課題があるのかの把握に努めます。
(具体的な活動)
・相談活動
・住民の福祉意識調査
・小地域ネットワーク活動(小地域での見守り援助活動)による課題や要望の把握そのシステムづくり

②住民の福祉課題に対応する福祉活動計画を策定します

 地域の福祉に関する要望や課題が明らかになれば、それに対応していくための社協の地域福祉活動計画を策定したり、関係者間の合意づくりを行います。
(具体的な活動)
・社協の地域福祉活動計画の策定
・行政関係委員会への参画

③住民や福祉関係者のネットワークづくりをすすめます

 社協は、地域福祉を充実させていくうえで、住民の自主的・自発的な福祉活動や福祉サービスを利用している当事者の組織化、福祉施設や関係機関との連絡調整をすすめます。
(具体的な活動)
・関係機関との連絡調整(民生委員・介護予防推進員・区役員・福祉施設・団体・医療機関・学校・行政等)相談活動

・小地域ネットワーク活動(小地域での見守り援助活動)のシステムづくり

④ボランティア活動を応援します

 社協は、ボランティア活動への住民の参加を広く呼掛けています。また、各種講座の開催や啓発活動事業の実施を行い、その推進を図っています。
(具体的な活動)
・初めてボランティアに参加される方のために一日ボランティア講座の開催
・ボランティアの登録・斡旋・調整等のコーディネート
・ボランティア情報の提供
・ボランティア保険の加入促進並びに助成

⑤福祉サービスを企画し、実施します

 社協は、福祉サービスの創設・充実を関係者と連携してすすめます。また、各種事業の実施により福祉ニーズを持つ人を支えます。
(具体的な活動)
・福祉機器の貸し出し事業
・訪問理美容サービス
・ふれあいいきいきサロン
・寝具類洗濯消毒乾燥サービス

⑥福祉サービスや、地域情報をわかりやすく伝えます

 社協は、地域福祉サービスの内容や、地域福祉の理解、住民情報を伝えるために、情報提供を行います。
(具体的な活動)
・地域福祉を広く理解してもらうための講演会やイベントの実施
・福祉活動の啓発パンフレットや広報紙の発行

社協の組織について

 各種団体、関係機関から選出された理事、評議員が、事業計画、予算を協議し、公的サービスとは異なる地域おけるボランティア活動などインフォーマルサービスの充実を図っています。(※インフォーマルサービスとは行政が直接・間接的に提供するサービスでは充足されない「隠れた」ニーズに対応するサービスのこと。)
津久見市社会福祉協議会 組織図

社協の財源について

 社会福祉協議会(社協)は、社会福祉法人格をもった民間団体で、行政からの公費補助や、みなさんから寄せられた会費・寄付金・共同募金配分金によって支えられています。
 そして、民間組織の自主性と、広く市民や社会福祉関係者にささえられた公共性という二つの側面をもち、その特性を生かし「だれもが住み慣れた地域で心豊かに暮らしいく」ために、みなさんとともに地域での福祉活動を進め、支援していくなどの事業を行っています。社協がこのような福祉活動を推進していくためには、自主財源の確保が必要です。どうか、会員制度や共同募金の趣旨をご理解いただきますようお願いします。
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